認知行動療法

認知行動療法のご案内

辛さの元となる感情の風船を小さくする方法を学びましょう!

認知行動療法は、うつ病の治療に効果があると実証されている専門療法です。私達は日常色々な場面で、頭の中にフッと浮かんでは消えていく考えやイメージの影響を受けて生活しています。このフッと浮かんでくるものを「自動思考」と言います。うつ傾向が強くなった方は例えば、(私が悪いから…なんだ)といった自動思考が多く浮かんできます。
そうすると辛い感情や悲しい感情に浸る機会が多くなって、身体症状や行動にも悪影響を及ぼす様になります。
私たちの心の中には、さまざまな感情の風船があると仮定してみて下さい。パンパンに膨らんだ「悲しい」感情の風船や、同じ様に大きく膨らんだ「辛い」感情があったりすると、心にゆとりがなくなって、しんどい状況です。風船が少しでも小さくなってくれれば、その分ちょっと心に隙間ができて、何か気持ちが楽になるかも知れません。認知行動療法では、自分がその時どういう状態だったのかを知ることから始まり、自動思考や行動に働きかけて、大きく膨らんだ感情を小さくする方法を学んでいきます。

当院では習熟したスタッフが水曜日12時30分~15時30分(10回1クール:年3クール程度実施)ショート・ケアプログラムの中で、主にうつの症状改善を目的とした集団認知行動療法を行っています。
料金は保険診療3割負担の方で1回1260円です。自立支援(精神通院医療)を申請した方は1割負担で1回400円となります。
関心のある方は、主治医にお尋ね下さい。

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